気象庁、台風10号に備えてハザードマップを確認するよう呼びかけ

気象庁衛星画像
 
気象庁は9月4日に記者会見を行い、台風10号特別警報級の勢力に発達した上で九州・沖縄地方に接近するおそれがあり、ハザードマップを活用して避難の検討を行ってほしいと呼び掛けています。

記録的な大雨や暴風に最大限の警戒を

台風10号
 
気象庁の発表によると、非常に強い台風10号は、日本近海において中心気圧915hPa~920hPaとなり特別警報級の勢力まで発達する見込みで、9月5日夜から9月6日午前中にかけて沖縄地方に接近すると予想されています。
 
その後、猛烈な勢力を保ったまま、9月6日から9月7日にかけて奄美地方、九州地方に接近すると想定され、広い範囲で記録的な大雨、暴風、高波、高潮が発生する可能性があり、気象庁は最大級の警戒が必要だと注意喚起を行っています。

ハザードマップの事前確認が有効

ハザードマップ
 
気象庁は、今回の台風10号については、一部地域では国が管理する大河川でも氾濫するおそれが高まっているとして、ハザードマップを事前に確認するよう注意喚起を行っています。
 
ハザードマップは、自宅周辺の浸水可能性や最大水深などを把握することが可能なため、安全な避難経路を事前に検討する際に有効なツールです。
 
国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、日本全国のハザードマップを提供しており、洪水や、土砂災害リスク等を地図上に表示することができます。
 
気象庁は、洪水や土砂災害が発生する可能性が高い地域では、台風により風雨が強まる前に早めの避難を行い、身の安全を守るよう呼び掛けています。
 
ハザードマップiPhone等のスマートフォンからも以下HPから利用可能となっています。
 
国土交通省ハザードマップポータルサイトのページ
 
 
Source:気象庁報道発表資料
Photo:気象衛星画像
(seng)