Fitbit Senseが発表〜心電図と血中酸素飽和度の測定、ストレス管理機能を搭載

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Fitbitが現地時間2020年8月25日、新型スマートウォッチFitbit Senseを発表しました。同デバイスは、心電図、血中酸素飽和度、皮膚温、皮膚電気活動の測定、睡眠トラッキングなど、Apple Watch Series 5よりも多くの機能を搭載しています。

Fitbit Senseの心電図アプリもまだ未承認

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Fitbit Senseは事前予想通り心電図測定機能を搭載しており、Apple Watch Series 4およびApple Watch Series 5と同様に、心電図の測定、心房細動の検出が可能です。心電図を測定する際は、Fitbit Senseのステンレス製リングを指で30秒間触れます。
 
ただし、本機能を利用するためのアプリ、「心電図アプリ(ECG APP)」はアメリカ食品医薬品局 (FDA:Food and Drug Administration) の認可を受けておらず、Galaxy Watch3と同様にまだ利用することは出来ないようです。

皮膚電気活動(EDA)センサーを搭載

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Fitbit Senseには皮膚電気活動(EDA)センサーが搭載されており、アプリを用いてユーザーのストレス状態を管理することが可能です。手のひらをFitbit Sense表面にあてれば、発汗に対応する皮膚の電気的変化をEDAセンサーが測定します。
 
Fitbit Senseには他にも、皮膚温センサー、血中酸素飽和度測定用センサーが搭載されています。
 
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Fitbit Sense公式ページ(日本語)には、「皮膚電気活動」「皮膚温」「心拍数」の記述があり、これらの測定機能は利用できるようですが、「心電図」「血中酸素飽和度(SpO2)」の記述はありません。

価格と予約開始・発売日は

米国では現地時間8月25日から、Fitbit Senseの先行予約が始まっています。発売は9月下旬の予定で、価格は329.95ドル(約34,800円)です。Fitbit Sense公式ページ(日本語)では、「近日発売」と案内されています。
 
Fitbit Senseの紹介動画が、YouTubeで公開されています。下記の米国向け動画では、FDAへ承認申請中の心電図アプリや、血中酸素飽和度測定センサーを搭載していることが紹介されています。
 

 
こちらの日本向け動画では、米国向け動画から、「心電図アプリ」は「心拍数通知」に、「血中酸素飽和度」は「皮膚温度センサー」の紹介に変更されています。
 

 
 
Source:Fitbit, Pocket-lint, 一般社団法人 人間生活工学研究センター
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