カニエ、大統領選の出馬申請締め切りに遅れたのは「iPhoneの時計のせい」?

Kanye West
 
米大統領選挙への出馬を表明しているラッバーのカニエ・ウェストが、ウィスコンシン州での出馬申請締め切りに14秒遅れたことが判明しました。ウェスト陣営はこの遅れについてさまざまな言い訳をしています。

出馬申請締め切りに14秒遅れる

カニエ・ウェストは2020年7月4日、Twitterで大統領選への出馬を宣言しました。しかしほとんどの州において、出馬申請に必要な書類の提出が間に合わず、候補者として登録されていません。
 
ウィスコンシン州ではギリギリで書類を提出したものの、同州が定める8月4日午後5時よりも、14秒遅れてしまいました
 
同州の選挙管理委員会は「午後5時より遅れてはならない」という州法に違反するとして、登録を却下しました。

iPhoneの時計は信用できない?

しかしこれに対しウエスト側の弁護士は、「秒と分を大きく区別することはないだろう。5時01分になっていなければ、5時より遅れていないとみなすべき」「会議室のドアの鍵がかかっていて、それを空けるのに手間取った」など、屁理屈としか思えないような言い訳をしています。
 
またカニエの弁護士は、カニエの書類を提出した女性が建物に入る場面をメディアが撮影した動画のタイムスタンプが「5時0分18秒」だったのに対し、同じ場面をiPhoneで撮影していた民主党議員の動画のタイムスタンプが「5時0分20秒」、さらに別のメディアがiPhoneで同じ場面を撮影・ツイートした動画のタイムスタンプが5時03分とばらつきがあることを示し、「iPhoneの時計は信用できない」と主張。

 
「州の選挙管理委員会は我々に、提出時の時間が5時0分14秒であることを示す時計やタイマーを見せなかったし、タイムスタンプも受け取っていない」とし、申請は許可されるべきだと述べています。
 
ウィスコンシン州でカニエ・ウェストが正式に出馬登録されるかどうかは、民主党議員3名、共和党議員3名で構成される選挙管理委員会役員会で議論されることになります。

 
 
Source:Milwaukee Journal via 9to5Mac
Photo:Kanye West/Twitter
(lunatic)