中国Xiaomi、インド向け自社ファームウェア「MIUI」から禁止アプリを削除

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近年インド市場での存在感が増してきている中国ベンダーXiaomiですが、インド国内で展開される自社ファームウェア「MIUI」から、インド当局が禁止する中国製アプリをすべて削除する、とTwitterで発表しました。

インド人のユーザーデータはすべてインド国内で管理

Xiaomiのインド事業の公式アカウント(@XiaomiIndia)は、インド政府が禁止を発表した59の中国製アプリがいっさい使用されておらず、インド人のユーザーデータがすべて国内で管理されるMIUIの新たなファームウェアバージョンを近々リリースする、とツイートしました。
 

インド政府が禁止した59の中国製アプリとは?

インド当局が6月末に発表した使用禁止となった中国製アプリのリストには、TikTok、WeChat、Weiboなどを始めとする59個のアプリが含まれていました。
 
インド政府は中国製アプリブロックの主な理由として、安全保障上の脅威となっているためと説明していますが、その背景には6月初旬にインドと中国の国境線付近で起こった武力衝突があるといわれています。
 
米政府もTikTokとWeChatの国内でのサービス停止を発表しており、両アプリの今後の動向に注目が集まっています。
 
 
Source:XDA Developers
Photo:Xiaomi
(lexi)