Appleシリコンは外販せず、それを活かした製品を提供〜クックCEOがコメント

Apple 13インチ MacBook Pro
 
ティム・クック最高経営責任者(CEO)が決算説明会にて、「Appleシリコンを他社に販売することはない。これまでのプロセッサでは作れなかったような革新的な製品を提供できると考えている」と、今後の見通しを伝えたことを、AppleInsiderが報じています。

Intelプロセッサから離れる理由

クック氏は決算説明会で、「Appleの持つテクノロジーを収益化する計画はあるか」との質問に、そのためにAppleシリコンを開発しているわけはないとし、「ユーザーに有益な体験を提供することが私達の目標だ」と答えたとのことです。
 
クック氏は、Appleシリコンを開発することによって、これまでの方法(Intelプロセッサ搭載)では実現出来なかった製品も開発できるであろうこと、それらは革新的な製品になるであろうことも付け加えています。

コストと性能でIntelプロセッサよりも優位

Appleシリコンのコストは100ドル未満とみられ、Intel Core i3プロセッサの現在の価格である200ドル〜300ドルの半額以下になると予想されています。
 
また、Appleシリコンを搭載した開発者移行キットでは、「Macチェックボックス」にチェックするだけで互換動作によりiOS/iPadOS用アプリを実行できるようです。
 
DTKのベンチマークスコアは、MacBook Air(2020年モデル)と同等クラスだと伝えられています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Apple
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