Google親会社、カナダのスマートグラス開発企業Northを195億円で買収検討か

north focal
 
Googleの親会社として知られるAlphabetは、カナダ拠点のスマートグラス開発企業North買収交渉を進めている、と伝えられています。取引交渉は完了間近で、買収額は1億8,000万ドル(約193億7,600万円)に上ると推測されています。

Northは今年Focal 2.0を発売予定

AlphabetNorth買収を報じたのはカナダの日刊紙The Globe and Mailです。Northは、Focalと呼ばれる普通のめがねに非常に近いデザインのスマートグラスを販売していますが、ボディが40%小型化、網膜ディスプレイが10倍鮮明化したFocals 2.0の展開を今年中に開始する見通しです。
 
NorthのFocalは、一見普通のめがねのように見えますが、右側のつるにホログラフィックプロジェクタが埋め込まれており、レンズ上に映像を照射します。映像は、レンズに貼られた特殊なフィルムにより反射し、ユーザーの網膜に投影される仕組みになっています。
 
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AlphabetがNorthの買収後に何を計画しているのかは定かでありませんが、おそらく既存のスマートグラスチームに吸収されるのだろう、とAppleInsiderは推測しています。

Appleもスマートグラスの販売を計画

Appleは、拡張現実(AR)ヘッドセット、Appleグラスを開発していると噂されており、早ければ今年中にも発表されるとの見方もあります。
 
Appleグラスは、Appleで最高デザイン責任者を務めたジョナサン・アイブ氏の哲学を反映し、デバイスのみで独立して動作するシンプルかつパワフルなものになるとみられています。
 
iOS14をベースにしたAppleグラスのOS「glassOS(仮称)」のコンセプトデザインもすでに制作されており、デバイスへの期待が高まっています。
 
 
Source:The Globe and Mail via AppleInsider, North
(lexi)