Meizu元副社長が「iPhoneの充電器やイヤホン同梱やめるべき」と指摘

iPhone12 No EarPods_EAP 00
 
中国の大手スマートフォンメーカーMeizu(魅族)で副社長を務めたリー・ナン(李楠)氏が、iPhone12にはEarPodsと電源アダプタが同梱されないのではないかとの予測を受け「一刻も早く同梱をやめるべきだった」とAppleを暗に批判しました。

iPhone12にはイヤホンや電源アダプタが同梱されない?

ことの発端は、Apple製品について精度の高い予測で知られる著名アナリスト、ミンチー・クオ氏の「iPhone12はEarPodsだけでなく、電源アダプタも同梱されない」とのレポートです。
 
クオ氏によると、今秋リリース予定のiPhone12シリーズは、5G対応に伴う部品コスト上昇を相殺してiPhone11シリーズ並の価格に抑えるべく、EarPodsと電源アダプタが同梱されないのだそうです。これに伴って、先日画像がリークされた20W電源アダプタが別売りとなり、従来の5Wと18Wモデルは販売終了となると考えられています。
 
apple meizu 批判
 
この予測に対し、Meizuのリー・ナン元副社長は中国SNSの微博で「実のところ環境を考えれば、とっくの昔に充電コネクタや有線イヤホン、5V1Aの充電器を同梱するのは終了すべきだった」と、Appleの行動が遅すぎたと言わんばかりのコメントをしました。

Meizuも充電器を同梱

しかし、Meizuが2020年5月に発売した「Meizu 17 Pro」は、iPhoneの現行モデルと同じくワイヤレス充電に対応しイヤホンジャックはないものの、充電器は同梱されています。
 
iPhoneとは比較にならない出荷台数とはいえ、自社のスマートフォンが充電器を同梱している以上、批判はお門違いと言えるでしょう。また環境保全に力を入れるAppleが、iPhoneに充電器やイヤホンを同梱し続けていたことに対する“ダブルスタンダード”の冷笑であるにしても、Meizuを代表してきた役員の態度としては疑問符が付きます。
 
事実、リー・ナン氏の微博には「それならパッケージも簡素化しなければ」といったコメントが溢れています(ちなみにiPhoneのパッケージは、Appleの管理森林から採られた材木や再生紙からできています)。
 
 
Source:微博-李楠或kkk via MyDirvers
Photo:YouTube-EverythingApplePro
(kihachi)