Appleサプライチェーンの生産能力が目覚ましい回復を遂げており、iPhone12シリーズは例年どおり9月に発売される見通しだと、Wedbush証券のアナリストが述べています。
9月発売スケジュールに戻っている
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響でAppleの技術者が中国へ渡航できなくなり、iPhone12シリーズの技術検証試験（EVT）が遅れているとの報道がありました。そのため4モデルすべての発売が10月にずれ込む、一部モデルのみ発売が遅れるなどの予想が主流となっています。
しかしWedbushの最新報告書は、これらの「10月発売」説を覆すものです。
同社によれば、サプライヤーは遅れを取り戻そうと懸命に取り組んだ結果、現在は例年通りの9月発売スケジュールに戻っているとのことです。
5Gスーパーサイクルとサービス事業が貢献
Wedbushは、5Gのスーパーサイクルと強固なサービス事業の成長により、Appleの株価はこの12カ月以内に425ドルに到達すると予想しています。
なお中国市場がAppleの成長において大きな役割を果たすと見ており、次のiPhone買い替え需要の約20％は中国市場が占めることになる、とも予想しています。
EarPodsは同梱されない
またiPhone12シリーズには有線イヤホンEarPodsは同梱されず、AirPods売上がさらに伸びるとの予想を繰り返しました。
同社は2020年のAirPodsの出荷台数を、2019年の6,500万台よりも2,000万台多い、8,500万台と見積もっています。
一方投資銀行Barclaysは、iPhone12シリーズにはEarPodsだけでなく、充電アダプタも同梱されないとの予想を明らかにしています。
Source:9to5Mac
Photo:EverythingApplePro/YouTube
(lunatic)
