iOS14~マイクとカメラの動作状況を画面に表示、アプリの盗み見・聞き防止に効果?

WWDC2020 iOS14
 
iOS14では、マイクカメラアクセス状況が画面上にインジケーターとして表示されることで、アプリがバックグラウンドでカメラやマイクを使用しているのを確認できるようになるようです。アクセス状況を確認できれば、InstagramやFacebookアプリが、ユーザーの行動を盗み見たり、聞いたりしているとの懸念を排除できるだろうとiDownloadBlogは述べています。

マイク動作時のインジケーター

iOS_14_status_bar_orange_light_microphone_access
 
iOS、アプリいずれかがマイクにアクセスした場合、ステータスバーにオレンジのインジケーターが表示されると、iDownloadBlogは説明しています。

カメラ動作時のインジケーター

iOS_14_status_bar_camera_access
 
また、iOS、アプリいずれかがカメラにアクセスした場合には、ステータスバーにグリーンのインジケーターが表示されるとのことです。

ユーザー認識外でのこれらの使用懸念を解消出来るか?

iOS14でのセキュリティ強化策によって、Twitterユーザーが指摘しているような、InstagramやFacebookアプリがユーザーの行動を盗み見たり、聞いたりしているとの懸念を排除できるだろうとiDownloadBlogは述べています。同メディアによれば、iOS14ではアプリまたはウィジェットがシステムクリップボードのコンテンツにアクセスしようとしたときにも、通知するようになっているようです。
 
また、iOS14ではサードパーティーアプリ経由で画像を選択する(InstagramやTwitterで画像を投稿する)場合、カメラロールへのアクセスの仕方をアプリ毎に設定できるようになることも報じられています。
 
ヨシュア・マダックス氏は、Facebookアプリにはユーザーに無断でカメラにアクセスするバグがあるようだと投稿していました。
 


 
クリス・オルソン氏は、Facebookの共同創業者兼会長兼CEO、マーク・ザッカーバーグ氏の背後に映るラップトップは、「カメラとマイクがテープでカバーされている」とのコメントを、写真と共に投稿しています。
 


 
 
Source:Joshua Maddux/Twitter, Chris Olson/Twitter via iDownloadBlog
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