iPodからカセットテープへの回帰〜デジタル音楽とは異なる楽しみ方

WALKMAN
 
アナログレコードに続いて近年人気が高まりつつあるカセットテープについて、iMoreがその理由を探っています。

iPod購入後もレコードとならんで保管中

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iMoreの記者、ロリー・ギル氏はiPodを買った後もアナログレコードカセットテープは売却せずにいるとのことです。デジタル音楽が一般化した現代でもカセットテープを愛用する理由は何かを、ギル氏が記しています。
 

思い出

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ギル氏は、レコードよりも安く買いやすかったカセットテープ(で音楽を聞くこと)を、ウォークマンと一緒に楽しんでいたことが思い出されると記しています。同氏にとってウォークマンは、カセットテープとならぶ「もうひとつの、愛すべき時代遅れのデバイス」とのことです。
 

カセットレーベル

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ギル氏はまた、ミュージックテープのアルバムアートワークや、カセットレーベルの芸術性も重要な点だと伝えています。iPhoneの「ミュージック」アプリでアルバムアートワークを設定できるのは、こうしたものの名残りとも言えます。
 

デジタル音楽との違い

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ギル氏は、カセットテープの音質がデジタル音楽よりも劣っていることは認めています。同氏は趣味のバンド活動も行っていますが、こうしたローカルバントにとって、オリジナル楽曲をミュージックテープとして手軽にかつ存在感のあるアルバムアートワークと共に届けられるのは貴重だと述べています。
 

読者への問いかけ

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ギル氏は文末に、「あなたは時代遅れの音楽メディアやデバイスのコレクターですか、自宅のクローゼットに8トラを持っていたりしますか、是非コメントで教えて下さい」と記載しています。

日本国内でも復活の気配

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カセットテープは日本でも人気が高まりつつあり、ミュージックテープ専門店の出現や、コンパクトカセットテープ復刻などの動きが出始めています。
 
WALKMAN NW-A100 40th
SONYは2019年、ギル氏が「もうひとつの、愛すべき時代遅れのデバイス」と称したウォークマンの誕生40周年記念モデルを発売しています。このモデルは、初代ウォークマンでカセットテープを再生している雰囲気を再現したものでした。
 
 
Source:iMore, Tape Tardis, SONY(1), (2)
(FT729)