iPhone12~SD X60の搭載により4Gから大幅増の5G電力消費を抑制?

iphone 12 Pro SV
 
AppleがQualcommとの間で、iPhone12に搭載する5Gモデムを当初計画されたSnapdragon X55からX60に変更したのが事実であれば、電力効率向上によるバッテリー持続時間の延長が期待出来そうです。

X55モデムでは、4Gに比べて大幅に電力消費増か?

台湾DigiTimesは現地時間2020年6月18日、業界関係者からの情報として、「TSMCはiPhone12に搭載予定のSnapdragon X60 5Gモデムを、同社の5nmプロセスで6月中に生産開始する」と、伝えていました。
 
報道が事実であれば、Snapdragon X55 5Gモデムで大幅に増加すると懸念されていた消費電力の懸念を解消し得る変更だと、Svetapple.skは述べています。

X60はプロセスノード微細化で消費電力低減

snapdragon-x60 2
 
Snapdragon X55 5Gモデムは7nmプロセスで製造されているのに対し、X60 5GモデムはTSMCの5nmプロセスで製造されるようです。
 
Svetapple.skは、製造プロセスを微細化したX60の搭載は、4G比で40%増と懸念されていた5Gでの電力消費を抑えることに大きく貢献するものだと伝えています。
 
Qualcommも同製品について、「Snapdragon X60 5Gモデムは、世界初の5nmプロセスで製造される5Gモデムであり、ミリ波とサブ6による究極の5Gパフォーマンスと、バッテリーライフを両立するものだ」とアナウンスしています。
 
これまで、iPhone12へのSD X60 5Gモデムの搭載は間に合わないだろうと予想されていました。
 
 
Source:MacRummorsSvetapple.sk, Qualcomm
(FT729)