中国ではスマホ出荷台数の半分が5G対応モデルに〜世界的な需要増顕著

iPhone12 EAP 5G
 
日本国内でも大手キャリアが続々と5G通信サービスを開始しているように、2020年は5G対応スマートフォンが大きくシェアを伸ばす年と言われています。世界最大級のスマートフォン市場の一つである中国では、今年出荷されるスマートフォンの半分が5G対応モデルとなる見込みです。

5Gスマホの台頭は世界的な傾向

先日発表された中国国内の5月スマートフォン出荷台数は、昨年同月比で減少しました。これは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後の購買需要が一巡したためだと言われています。
 
しかし、そうした状況下にあっても5G対応スマートフォンの伸びは堅調で1,564万台を出荷、全体の47.8%を占めました。現在中国では80種類ほどの5G対応モデルが存在しますが、これらが2020年1月〜5月にかけて4,608万台出荷されたそうです。
 
また、中国以外でも2020年の5G対応スマートフォン出荷台数は大きく伸びると考えられており、グローバル出荷台数は約1億9,900万台で、2019年の約1,900万台から10倍以上の大きな伸びを記録するとの予測が出ています。

iPhone12は5G通信に対応見込み

現時点ではカバーエリアが限定されている5Gですが、体験したスマートフォンユーザーからは「2GBのオンラインゲームを54秒でダウンロード完了」「1.8GBのファイル(ゲームアプリ「PUBG」)が26秒でダウンロードできた」といった報告が出ており、4Gやブロードバンド回線を上回るスピードが期待できます。
 
Intelによるモデム開発の遅れなどが影響し、現時点でAppleは5G対応iPhoneを発売していませんが、今年秋に発売予定のiPhone12シリーズでは、いずれのモデルも5G通信に対応すると考えられています。
 
 
Source:China Daily via PhoneArena
Photo:YouTube-EverythingApplePro
(kihachi)