今年のiPhoneの発売はやはり10月か〜Broadcomが示唆

Broadcom
 
Appleの主要サプライヤーであるBroadcomが、今年のiPhone発売は例年よりも遅れることを示唆したと、米メディアBloombergが報じています。

売上高上昇の時期が1四半期遅れる

Broadcomの最高経営責任者(CEO)ホック・タン氏は、現地時間6月4日に行われた同社第2四半期(2020年2月〜4月)業績発表において、「北米の大手携帯電話」会社である顧客の、「重大な製品サイクルの遅れ」について語りました。これはタンCEOお得意の言い回しで、Appleを指しているのは周知の事実です。
 
この遅れにより、今年のBroadcomのワイヤレス関連製品売上高が大幅に増加する時期は、例年よりも1四半期遅れると、タンCEOはコメントしました。
 

今年は当社の第4四半期(8月〜10月)まで、売上高が上昇することはないと思う。つまり第3四半期(5月〜7月)のワイヤレス売上高は下がるということだ。

iPhone12は10月発売か

Appleは通常、新型iPhoneを9月後半に発表・発売していますが、今年のiPhone(iPhone12シリーズ)の発売は、例年よりも数週間遅れると予想されています。ただし2017年のiPhone Xのように、9月に発表されたものの、発売が11月までずれ込んだ例もあります。
 
Bloombergの記者であるマーク・ガーマン氏は改めて、「iPhoneは今年、10月頃にリリースされる」とツイートしています。
 

 
iPhone12シリーズについては、新型コロナウイルスの影響でAppleの技術者が中国へ渡航できない、従業員が自宅勤務を余儀なくされるといった事情により、開発・試作プロセスが遅れていると繰り返し報じられてきました。
 
発売時期についても、当初は年明けになるという悲観的な予測もありましたが、現在は大方の予想が「10月発売」でまとまりつつあります

 
 
Source:Bloomberg
Photo:Broadcom/Facebook
(lunatic)